戦え!何を?人生を!

短歌仲間(ネットのみでの知り合い)の某さん、4人の子持ちで日々めちゃくちゃ頑張ってるお母さんで、しばらくネット上で姿を見なかったんですが、今日久々に短歌を発表されまして。

いやー、素直に頭さがりました。
本人の承諾取ってないからここには転載できないけど、凛として潔くてべたべたしてないいい短歌なんですわ。

ああ、人生と真っ向勝負してる人の表現活動ってのはこうなんだなと思わされました。甘えがないんです。ことばにも組み立てにも。

長いこと「現実と向き合わないといい歌は詠めないわよ」と師匠に言われ続けてきて、それでもやっぱり現実と向き合うことなんかなかなかできなくて(だって体力も気力も消耗するから)、おかげで上手く見せる技術ばかりは向上したけど芯がないのよね、ワタシの歌は。

演劇部の今やってる脚本の中に、
「芯のない鉛筆を削ろうとすることがそんなに大切か!?」というセリフがあるんですが、痛い痛い。


一応06年度の自選歌7首(結社誌提出)
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花びらのひとつひとつにひとの名を書き込みて朝の行事を終へる

赤き星さえざえとあり勝てぬまま帰る夜道の少女のうへに

おんなじであり続けること六月の雨は静かに大地を濡らす

幾十の穴より出でたる幾十の夢の抜け殻 蝉時雨ふる

序列より締め出されたる星ひとつ冥府の王は闇に笑ひき

この夏をまだ終はらざるものとして蝉はしんしん鳴きつづけたり

終はりなき輪廻のそとで幾たびもきみの生まるる暁を待つ

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by sei_97 | 2006-10-11 00:04 | 短歌
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