06年自選短歌

正しくは05年11月から06年10月までの結社誌に載せた歌の中から7首自選。
(と、こうして一応「毎日更新」のお茶を濁そうという魂胆w)

   「柘榴石」

駝鳥には駝鳥のかなしみ雨を呼ぶ風が茶色の羽根をふるはす

花びらのひとつひとつにひとの名を書き込みて朝の行事を終へる

赤き星さえざえとあり勝てぬまま帰る夜道の少女のうへに

おんなじであり続くること六月の雨は静かに大地を濡らす

序列より締め出されたる星ひとつ冥府の王は闇に笑ひき

この夏をまだ終はらざるものとして蝉はしんしん鳴きつづけたり

終はりなき輪廻のそとで幾たびもきみの生まるる暁を待つ
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by sei_97 | 2006-11-27 20:12 | 短歌
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