コトバ

太田光の話ばかりで申し訳ない気がするけど。

今日、新刊の『トリックスターから、/空へ』(ダイヤモンド社)を半分読みましたの。
本屋を探し回ってみつからなくて、広島市内最大の本屋ジュンク堂でやっと手に入れて。


すごいわ、この人。
私の考えてることを120%言ってくれてる。

なんで120%かって言うと、私の中でまだコトバにならなくて、曖昧に形を成していなかったことまできちんとコトバにして文章化してあるから。

全部読んだら、ミクシィのレビューに書こうと思うけど今日はとりあえず一番感動した部分を引用してしまいます。

戦争と平和というテーマで書かれた一節。(少しずつ引用)

「戦争と平和、どちらがより強いか。それは圧倒的に戦争の方が強い。平和というものがとても漠然としているのに対して、戦争というものは具体的でわかりやすい。わかりやすいということは、人に伝わりやすいということで、伝わりやすいものは強い。」


つまり、平和や幸福というものは各個人によって具体的なイメージが違うのに対して、戦争というのはどこからどう見ても「戦争」で、つまりある意味「圧倒的な世界共通言語なのである」と。


ではどうすれば「平和」を具体化できるのか。伝えやすくできるのか。
太田はこう書いてます。少し長い引用。

「我々人間の心の中には常に"言うに言われぬ思い"というものが渦巻いている。人の心の中は漠然として具体化することが困難な感情で満ち溢れている。(略)そんな時我々はそのすべとして"言葉"を使う。例えば恋人に自分の感情を伝える為に「愛してる」と言う。「愛してる」などという言葉はとても単純で陳腐で、その人の感情の何万分の一も表現しきれてない言葉である。それでも我々は人に伝える為に便宜上その言葉を使うしかない。言われた方は、その言葉を頼りにその言葉の裏に隠れている漠然とした無限の感情を想像するのである。それが伝えるということだ。」


言葉に対する全幅の信頼と誇り。
すごいと思う。すばらしいと思う。



てなこと考えてたら知り合いの高校生からメールが来て、
「医者が『頭を休めろ』と言ったってことは、使うなってことですよ!? 間違っても脳みそに苦労かけるようなパソコンとか読書とかして悩みのタネを作ったらいけんですよ!! 普通のオバサンやってりゃいーんですよ!! うちのおかんなんかニュース何があったかすら覚えてない。毎日テレビつけて何見てんだか」


って。
あはは。
ほんまやねぇ。

もっともっといっぱい書いてあって、あったかくって、やさしくって、涙出ちゃいましたよ。


何やってるんでしょうねぇ(苦笑)

みんなやさしい。
大好きだよ。
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by sei_97 | 2007-01-11 23:17 | ことば・本
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