明日の朝刊は見たくない。
今日のニュースで、昨日ちらっと書いた「教育再生会議」の第1次案が出たと言ってた。 見てて腹が立つやら不安になるやら。 病状が悪化した。 目に見えて。 あほらし。 ということで、何か別な話を書きます。 会話することの大切さ。みたいな話。 コメントにお返事してて書ききれなかったこととかをつらつらと。 ええ。 「以心伝心」なんてのはほぼ幻想に近いと私は思ってます。 コトバに出さないと伝わらない。 (あ、これこないだ太田光の文章の引用にもあったなぁ) ある大学の心理学の講義をお遊びで受けたことがあります。 「恋愛の心理」 第1段階 ビビビッと来て「この人と私は似ている」と思う段階。 一番盛り上がる時期。 第2段階 最初の熱が沈静化していって、お互いの違いが見えてくる段階。 混乱期。 第3段階 違いを違いとして面白く受けとめる段階。 安定期。 大抵別れるカップルってのは、第2段階なんだそうな。 そりゃそうだよね、違いが見えてくると「こんなはずじゃ…」って思ってしまうから。 そこで大切なのが「会話」なんじゃないかと思うんですよ、ワタクシ。 「こうなの?」 「どうしてそう思うの?」 「自分はこう思うよ」 みたいな会話。 これがないと、意外性がやがて失望にかわっていくんじゃないかな、と。 経験からですが(苦笑) 私は、恋愛ってのは「止揚」だと思ってます。 お互いの違いを認識して、その上に新しいものを構築していく。 お互いが伸びていく。 それが第3段階でありたいなと思ってます。 違いを認識して諦めるのではなく。 でもとにかく、違いを認識するにはコトバ(会話)が必須だと思います。 思い込みや推測では人間関係は成立しません(なんて人間関係障害の私が言うなよ(爆)) その講義の中で面白かったのは、第1段階は脳が誤解する場合も多いって話。 スポーツやスリルなんかを一緒に経験して心拍数が上がる。この「ドキドキ」を、恋のドキドキだと脳が勘違いすることが実証されているらしい。 ってことは、手っ取り早く恋人を見つけようと思ったら、一緒にジェットコースターに乗るとかお化け屋敷に入るとか、そういうドキドキを伴うイベントに異性と行ってみるといいわけですね(笑) ただし、そこから第2段階に進行するかというと微妙(^^; もう一つは「ロミオとジュリエット」みたいに、障害の多い恋。 これはずっと第1段階が続くわけだから、誤解の段階のままの足踏みでなかなか沈静化しない。親の反対、友人の反対、遠距離などなど、いろいろな障害がありますが、その障害が取り除かれて晴れてゴールインとなるかというと、急激に第2段階へと進んでしまって「あらら」ってなことになりやすい、と。 ま、そんな話を聞いてきました。 どんどん話がずれてしまったけど、私は会話のないカップルは「ん~、どうよ」と思うわけです。お互いをよく知ること、認識すること、そしてお互いが成長すること、これに会話は必須だというのがワタクシの経験を踏まえた上での恋愛論でございますの。
by sei_97
| 2007-01-19 22:17
| ことば・本
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