結社誌6月分

   永 遠

★蛇を轢く さほど大きな衝撃のなきままひとつのいのち奪ひき


★轢き殺したる蛇の腹潰れゐて血は赤なりきわれとかはらず


★漆黒のつばさを広げ天空を斜めに切り裂く鳥一羽あり


★艶めける漆黒の羽は傾城の髪のいろして日にかがやけり


★十階のカフェより高きを鳶はとぶ風とらへたる翼自在に


★飛ぶことも落ちゆくことも知らざれば少年は身を刃となせり


★新型の列車は黄砂にかすみゆき西へ西へと消えゆくはるか
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by sei_97 | 2007-06-05 23:24 | 短歌
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