何だかよくわからないけど、枯れ木も山の賑わいということで、何か出せと言われたので、まあこれしか取り柄のない短歌を出すことにしました(笑)
とは言っても、新作つくる余裕なんぞないので、2年くらい前からのものを引っぱり出して並べ替えて…。 一応、四季を表すべく色違いの和紙に貼りつけて、こんな感じになりました(ピンぼけ(爆)) こんな歌です。 春を2月から始めてます。しかも、短冊が短いので分かち書きです。 「春」 二月 寒風に身をまかせつつ 紅梅の蕾は かすかに色づきてをり 三月 瀬戸内の海は のたりと春になり 漁船は波を立てず出でゆく 四月 ひめじおん咲き乱れたる 夕暮れの 休耕田を風の吹きゆく 「夏」 五月 ひとを恋ひ牛は啼くなり 逝く春のほどけむとする 夕暮れ時に 六月 おんなじであり続けること 六月の雨は 静かに大地を濡らす 七月 不器用に笑む少年の紡ぎ出す 恋歌ひとつ ゆふぐれに舞ふ 「秋」 八月 たれをにくむこともできずに八月は いのちはかなきことのみを知る 九月 この夏を まだ終はらざるものとして 蝉はしんしん鳴きつづけたり 十月 空蝉のかさり転がる足もとに 身をひそめたるこほろぎのあり 「冬」 十一月 山霧の 濃くたちこめる山あいに ぽつかりしろく 朝日はのぼる 十二月 柳さへ折るる雪の夜 ふるさとは 老いたる母でいつぱいになる 一月 ふる雪と 降らざる雪のまんなかに 満月ひとつ屋根みおろせり
by sei_97
| 2007-11-02 00:07
| 短歌
|
カテゴリ
以前の記事
2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 ここから飛べるところ
==お知り合いリンク==
下戸型ロボット ★冨田礼介氏のブログ (劇団下戸型ロボット公式サイトらしいけど内容は非常に個人的だという矛盾が面白い。かわいい赤ちゃんとうさぎさん画像満載♪) メロースパイス ★sound_engineさんのブログ (とても優しくて気配り満点の素敵な「自称お兄さま」。田辺聖子さんの小説に出てくる人みたい←わかんないだろうな(苦笑)) 新八の侍への道 ★新八くんのブログ (ネット上での知り合いでは最年少。おとなしいヲタ少年のハズだったんだけど…何があった!? みなさま生温かく見守ってコメントもよろしくですm(。_。)m) ==seiをもっと知るリンク== ☆seiのmixi ☆seiの前略プロフィール ☆seiのほーむぺーじ 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||