答えのない問い

またしても弟その2ファミリーが来てました。
近いと思って(車で1時間)しょっちゅう来やがる(笑)

今日は芋掘りなんかして楽しんでましたが。

小学校1年生の中子(今のところ3人兄妹の真ん中)が、幼稚園の頃から微妙に登園拒否みたいな感じで、私の好きな感受性を持ってる気配なんですよね。

で、こんな本がウチにあったので、見せてみました。
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1979年初版で、大岡信・谷川俊太郎・安野光雅・あと福音館の社長だっけ、が編集した、「こんな教科書があったらいいよな」ってコンセプトの本です。

まず「国語」じゃなくて「にほんご」。

で、その中の、このページ。
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蛇口からいろんな形で水が出ている絵が描いてあるわけですが、これはどんな音なんだろう、と考えさせるページなんです。

姪っ子に見せたら、まず、一番右端を指して、

「これは、ポタポタ…じゃろ…?」

とすごく不安そう。

「あとは…えー、わからん…」

と、困り切ってるんです。

「これ、答えないよ。自分が感じた音を答えればいいんだよ」

って言うと、ものすごく驚いて。

「えええええっ!?答え、ないの??」

って。


それに私は逆に愕然としましたね。
答えのないもの、に触れずに今まで来てたんだなぁと思うと、ほんとに今のコドモってかわいそうだと思ってしまいました。

小学校1年生にして、すでに「答えがはっきりしてないもの」にすごく不安を感じてるんですよ。そして、「答えを間違えること」に対しても。


次回来たときにはもっとゆっくり、この話をしてやろうと思います。

「虹色のランドセルが欲しい」
って言ってた子が、だんだん「ふつう」の子になってしまうのを見ているのはつらいです。


私が小学校2年生の頃、忘れもしないんですが、算数で「答え…なし」っていう練習問題をやったことがあります。何度も。

それと今回のは少し違うけど、その算数の問題は、計算しようにも条件が揃ってないから計算できない、という文章題なんですよ。

「たかしくんは、みかんを5つ買いました。ひろこさんはりんごを3こかいました。全部でお金はいくらになるでしょう」

みたいな問題だったと思います。
正解は「答えはでません」とか「答えられません」っていうの。

これ、いろんな人に訊いてみるんだけど、誰も知らないの。
おっかしいなぁ???

なんか同世代的な人がおられるみたいなので(笑)、もう一度訊いてみましょ。
こんな問題、やった記憶ないですか???



そうそう。
「にほんご」の本で嬉しかったのは、こんなページ。

「あなた は どちらの て で おはし を もちますか?
みぎて で もつ ひと は みぎきき。
ひだりて で もつ ひと は ひだりきき。」

私は元々左利きなんで、「おはしを持つ手が右」って習っても、どっちでも不自然じゃなく持ててたんですよ(今は矯正されて、ほとんど右でしか持てなくなりましたが)。

「おはしを持つ手が右」っていうことに、ずっと違和感を持ってたから。
こういう教科書がほんとにあったらいいなあ、って改めて思いましたとさ。
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by sei_97 | 2008-10-12 23:09 | 教育とか社会とか
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