カテゴリ:短歌( 45 )

グループ誌用短歌

やっと何とかかんとか…
明日クロネコで出せば編集会議に間に合うわ…。

 「 野 分 」

★北端を茜いろに染め台風ははるか南を過ぎゆくといふ

★十六夜の月やはらかにはるかよりふたとせぶりのたよりの届く

★にんげんに疲れし夜は音声を消したるテレビに無言で見入る

★老ふるまで子どものうたを歌ひつつ生きたしといふ若者にあふ

★クレヨンを束にして塗るポスターの虹色ちひさく歌ふ鼻歌

★空ひくく垂れたる雲の切れ間より絹雲夕焼け青空の見ゆ

★そこここに朝露宿し輝ける蜘蛛の巣ありてわが町は秋
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by sei_97 | 2008-09-26 01:28 | 短歌

現代短歌評論賞

先日来(7月末締め切りだっけ)書いてたヤツです。
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「短歌研究社」の「第二十六回 現代短歌評論賞」
課題は「あたらしい相聞を考える~現代短歌史上の問題としてとらえる」

めでたく最終選考通過作品として、
このページ左側に小さく名前載りましたヽ(^o^)ノヤター
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とりあえず、受賞とかできるはずないと思ってたので(初投稿だったし)、最終選考まで残れたっていうのはすごく嬉しい♪

気をよくして来年もがんばっちゃおうかな、なんてね(笑)
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by sei_97 | 2008-09-23 21:02 | 短歌

十六夜

今日は何も書くネタがない、ってなことをうだうだと書いてたのに、UPに失敗してしまった(^_^;)

もう一度同じことを書くにはあまりに内容のないことだったので、「はぶてて」更新ほったらかして、ゲームして遊んでました(苦笑)

で、今、寝ようと思って2階の自分の部屋に上がってきたら、まあ月が明るい。

さっきまで降ってた雨が上がったらしく、今夜の十六夜の月がきれい。

★十六夜の月が寝床を照らすから今宵わたしはひとりではない

★誰もいない寺の本堂 十六夜に照らされ狸の法事がはじまる

★ゆるやかに脳がゆるんで窓の外のまるいののさまおやすみなさい

即興で「月」3首。

おやすみなさいzzz…。
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by sei_97 | 2008-09-16 01:30 | 短歌

結社誌9月分

  「炎」

★草いきれ稲穂に吹くかぜ川のおと夏休みとふことばのにほひ

★熾いまだ消えずありしか燃えかすをさぐれば炎ちろり出でたり

★掻き回す灰の中には燃え上がる火種のあるをわれ知らざりき

★大陸の寒気きたればつばめらの帰り支度すまだ八月ぞ

★街灯のうへに一羽でとまりゐし鳶のいつしかつがひとなりぬ

★方言の交差する橋の売店に雨は降りたり島を霞ませ

★少年の生まれた島を包みこむ海の一部となれよ夕立
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by sei_97 | 2008-09-06 00:17 | 短歌

結社誌8月分

  『 休 息 』

★いにしへのみやこを覆ふ雷雲のまなかにひとり雨を浴びをり

★いきなりの豪雨よわれを包み込む茫漠とせるものを貫け

★そらとほくこの地をとりまく山山をのぞめばひろき朝焼けのいろ

★八月のヒロシマ目指し走りゆくリレーに手を振る他人事として

★宗教に根ざしたるひとの声ふかく真夏の古都に夕焼けやさし

★ゆるるかに流るる時間に身をまかせ熟成しゆく過程ぞわれは

★旅先の朝の布団の香のなかで今日の予定は決めずにおかう


===
こないだ、ファミレスで題詠あそびをしたから、その中から流用できるかなと悠長に構えてたら、全然文語にできない歌ばっかりでやんの(^^;

仕方ないので急拵えでつくりました。
やれやれだ(苦笑)
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by sei_97 | 2008-08-06 18:03 | 短歌

題詠あそび

ウチの結社の県北3人衆が集まると、こんなこともします。

「題詠あそび」

要するに、お題を決めて、短歌を詠む。
制限時間は5分程度(←程度ってとこが3人中2人がO型らしい(笑))


【氷】←暑かったし、ファミレスで一番目立ってたから(笑)
★氷山の一角なのだ表層を保ちつづけよ真っ赤なリンゴ
(結句7音が思い浮かばなかったの。んで、適当にくっつけたら何となく形になった(笑))


【砂漠】←たぶん、暑かった繋がりだったと思う。
★新月の夜を駱駝と歩きゆく砂漠の民となることもせず
★千年の時を隔ててわたりくる砂漠の城の黄色き欠片
(この2首は面白くないけどわりとマジメに作った)

【土嚢】←「お題、かみ」「どの?」「この!」「どのぅ?」「土嚢!」ってことで出されたお題。
★空っぽの土嚢でつくる防空壕きみの声から逃げきれぬ朝
(こんなコトバで作るの難しいっちゅーねん)

【髪】←上で出した「かみ」は、この「かみ」
★一本の髪をくるくる指先に巻きつける私の髪は短い
(浮気を見つけた短髪の女の子、みたいなシチュエーションです。ふふ)

【頭】←「髪」つながりのお題
★手のひらできみの頭の存在をたしかめてみる そこにいるよね
(これ、けっこう可愛くて、自分で好き(笑))
★回らない頭と動かない体わたしはこのまま石になります
(実際、かなり疲れてました(苦笑))

【バス】←乗り物ってことで。
★海を右崖をひだりに見つつゆくバスよ私を乗せてとびたて
★行く先のちがうこころを満席に詰め込む高速バスの失速
★並びいるバスの表情それぞれにひと日の仕事を終えてやすらぐ
(あんまりひねってないなぁ)

【電車】←乗り物繋がり。
★ゆっくりとやがて速度を増しながらきみと電車が遠ざかってゆく
★この位置で待てば電車のドア越しのきみの笑顔に最初に会える
(これも可愛らしくて好き(笑))
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by sei_97 | 2008-08-03 00:04 | 短歌

写真と短歌コラボ

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★置き去りの携帯電話は持ち主の影を捉えてみどりを映す


あああ。
明日は月例会なのに、出せる歌は作らずにキワモノばっか作ってるよ(大汗)
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by sei_97 | 2008-07-12 11:08 | 短歌

「ミラージュ・ホテル」sei短歌バージョン

調子に乗って、第2弾です(^_^;)

「ミラージュ・ホテル」


★あこがれをかたちにできるイリュージョンいのちと引き換えなら見せてやる

★ここちよい誘いことばに差し出した手に乗せられるひらかない鍵

★満室の部屋には旅をあきらめた者たちが住むそのわらい声

★うつむいて立つベルボーイは無垢だった頃の自分と気付く夕刻

★その部屋はあなたのこころの中にしかないのよと笑みおんなは消える

★甘やかな声すら俺の幻か荒野にぽつりたたずむおとこ
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by sei_97 | 2008-07-11 13:57 | 短歌

「I Love You,答えてくれ」を短歌にしてみました(無謀)

こんな感じになりました(中途半端に5首(^^;)


★世界じゅう敵ばかりだと閉じこもるきみのこころをこじ開けてやる

★傷ついてうずくまる猫 抱き上げる腕は牙などおそれはしない

★わたくしの真意をはかりかねている伏せた視線をまっすぐにみる

★ニンゲンに怯えきっているやわらかなケモノよ耳を澄ましてごらん

★闇に向かい声はりあげる この声はきっと誰かに届くと信じる
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by sei_97 | 2008-07-10 00:04 | 短歌

結社誌7月分

 『 薄 暮 』

★指笛で狐の母子に合図せり庭に餌を撒く満月の夜

★子ぎつねの二匹は墓を遊び場にあと一匹は母に寄り添ふ

★満月の庭に子ぎつねかろがろと跳ねあそびをり影ほそくして

★真夜中の雷雨さとれる野性なりきつね夜更けに激しく啼けり

★子ぎつねの遊びし跡か餌を乗せ置きたる紙の裂かれ散らばる

★人を恋ひ薄暮のときを行き行けばきつねの母子のとほく立ちをり

★ゆふぐれはきつねとヒトとたんぽぽのあひ会ふ時間 風そよと吹け
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by sei_97 | 2008-07-06 01:11 | 短歌