カテゴリ:ことば・本( 64 )

鈍感力とか

こないだ裏サイトに書いた某新聞のコラムのバックナンバーを、車の中で助手席の友だちが音読してくれたんだけど、何かもう5日分ぐらい聞いたところで、マジで吐き気がしてきて頭痛がしてきて。「ごめん、もういい」って(苦笑)

そしたらさぁ、もちろん冗談混じりにだけど、

「もっと『鈍感力』つけなきゃ」

って言ってくれたわけね。

ああ、確かにあたしゃ鈍感力に欠けてる部分があるよなぁ、と。
(でも、めちゃくちゃ鈍感なところもすごくあるんだけどね(笑))

じゃあ、鈍感力でも身につけるべく、その本でも読んでみようかと一瞬思ったんだけど、その瞬間、茨木のり子さんの

「自分の感受性ぐらい/自分で守れ/ばかものよ」

という詩の一部がよぎった。

そうだよなぁ。
鈍感なんかになったら、茨木さんに叱られちまうよ。
だからやめた。
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by sei_97 | 2007-05-16 00:00 | ことば・本

今日のお言葉

太郎さんカードひいて、今日の心構えの参考に…。


《駄目ならかえっておもしろいじゃないか》


気負い過ぎてぐたぐたに疲れてしまうワタクシへのアドバイスですね(苦笑)

あせらないあせらない。
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by sei_97 | 2007-04-18 08:10 | ことば・本

岡本太郎カード

前に書いた岡本太郎のことばを集めたカード。

今日裏返しにして一枚引いてみたら、

「自分の夢を生かすために得意とか不得意とかを超えてやるんだ」

ということばが出てきた。


「超えてやるんだ」

の「やる」は、「do」なのか、「超えてやる!」なのか。どちらにも取れるけど、私は後者を取りたいなと思った。やけくそっぽくて、勢いがあって、そっちの方が好きだな。

で、「あーあ、確かにあたしゃ得意不得意が多いもんな」と思った次第。

「夢」ってなんだろね。
夢のないオトナではないと思うけど。

私の夢はずっと今の職業に就くことだったし、それを全うすることだったから、きっとそこだろなと、今の私は思う。そろそろ元気も出てきたし、このことばは大切にしようと思う。

太郎さんほど強くは生きられないけど。


今日作った短歌2首。

★幾とせも幾とせも春を重ねつつ桜大樹のいろやはらかし

★この春の天候不順はきみのため花いっせいに咲かさむとして(昨日誕生日だった友だちへ)
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by sei_97 | 2007-04-12 23:27 | ことば・本

オトナになるということ

この詩をすぐに思い出します。
読むたびに涙が出そうになる詩です。


   「 汲 む 」(茨木のり子)

大人になるというのは
すれっからしになることだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話に言いました

初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました

私はどきんとし
そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子供の悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇  柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと・・・・

わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました
たちかえり
今もときどきその意味を
ひっそり汲むことがあるのです。
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by sei_97 | 2007-04-01 00:03 | ことば・本

黙祷

「鴨ちゃん」が亡くなったらしい。

毎日msnより引用。
===
鴨志田穣さん42歳(かもしだ・ゆたか=フリーカメラマン、ライター)が20日、腎臓がんのため死去。後日「お別れの会」を開く。自宅は非公表。喪主は元妻で漫画家の西原理恵子(さいばら・りえこ)さん。

戦場カメラマンとして内戦時のカンボジアなど世界各地を取材。西原さんとの共著に「アジアパー伝」など。06年、アルコール依存症の克服記「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」を出版し、2度目の婚姻届は出さず西原さんと復縁していた。
===

サイバラとの共著しか読んでないけどやさしいあたたかみのある文章を書く人でした。

サイバラのマンガでしか人と為りを知らないけど、繊細で熱くて不器用な人だったと思います。中島らもさんよりも。

らもさんが亡くなった時にもショックだったけど、鴨ちゃんはサイバラのマンガでほぼリアルタイムでアル中の状態とか離婚とか、それでも離れきれないこととか、また一緒に住むことになったとか、いろんな喜怒哀楽を見てたので、すごく近い人が亡くなったような感じがします。

ツンデレのサイバラと、繊細で奔放な鴨ちゃんとは、どうしようもなく離れられない存在同士だったと思います。だから、逝ってしまわざるを得なかった鴨ちゃんもかわいそうだし、サイバラはもっとかわいそう。

これ読んで泣きました。→「カモのがんばらないぞ」

理不尽だなぁ、世の中。

誰も死ななきゃいいのに。
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by sei_97 | 2007-03-21 00:03 | ことば・本

遍路指導室

いや、何でもないんですけど、あるタクシー会社の看板に「四国遍路のご相談は当店へ。ご指導いたします」みたいなことが書いてあったんで、つい。

遍路指導室。

「ねえ、もう遍路決めた?」
「まだー」
「早く決めないと、希望の遍路に行けなくなっちゃうよ」

みたいな会話があったりして。

===

「やめましょう つい出来心の 覚醒剤」

という標語看板がありました。

う~ん、出来心じゃなければいいのかなぁ、とか。


===

NHKローカルの夕方の番組の、地場野菜を紹介するコーナーの見出しが、

「シャキ2(「2」は右肩=2乗)&甘い○○」

これがずっとコーナーやってる間じゅうテレビの左上に表示されてて。

即座にクレーム電話かけました(笑)

だってねぇ。
学生の私的メールじゃあるまいに。
天下の「みくの」がそんな不正確な日本語使っちゃダメでしょ。
「みくの」は日本語の標準になるべき局でしょうに。民放ならまだしも。

と、その通りのことを電話で伝えました。

たぶんクレーム処理係であろう腰の低いお姉さんが
「はい、申し訳ございません」
と恐縮してくれましたが、結局番組が終わるまで訂正放送はありませんでしたとさ。
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by sei_97 | 2007-03-14 22:53 | ことば・本

どんなんやろ?(笑)

あるお店に貼ってあった注意書き。

 【万引きは立派な犯罪です】

そして昨日ある弁護士がTVで言っていた言葉。

 【これはきちんとした前科になります】


……。

「立派な犯罪によってきちんとした前科がつく」

っていうと、何だかすごくいいことみたいな気がするのは私だけ?(笑)
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by sei_97 | 2007-02-24 19:13 | ことば・本

何か書きたい

そろそろそんな欲求が兆してきました。

 
でも今のところネタがないし、もう一歩踏み出すエネルギーもないみたい。


もう少しかな。


…なんて言ってると、何も書かないうちに職場復帰の時期になっちゃうんだろうなぁ。
せっかく休んでるんだから小説や戯曲の数本書きたいんだけど(苦笑)


とか言いながら、短歌数首つくるだけで疲弊してるのが現状なんですけどね(^^;
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by sei_97 | 2007-02-12 22:47 | ことば・本

機を見るに敏なり

雑談の中でふとこんなコトバを思い出しまして。

「機を見るに敏なり」


かっこいいよなぁ、と。

こんな人になりたいなぁ、と。


でも、雑談してた相手が
「それって砕いて言うと『鼻が利く』ってことと同義じゃない?」
っていうんですわ。


「鼻が利く」っていうと小狡い感じがしてイヤですわよね。


ということで、出典が気になったので探してみました。

ぐぐってみたんですが、何と使われ方は「鼻が利く」と近いものがかなり多かったです。
しかも出典がわからない。


久しぶりに『広辞苑』さんにご登場願いまして、調べてみました。



ありませんでした。



「機に臨んで変に応ず(=臨機応変)」
「機を見て法を説く」

それだけ。


あらら???

これってただの慣用的な言い回しだったのね。
という今日は日本語のお勉強の巻。(小一時間かかりました(苦笑))


ついでに、あんまりカッコ良くないのかな、と認識も改めました(^^;
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by sei_97 | 2007-01-28 22:45 | ことば・本

会話

明日の朝刊は見たくない。
今日のニュースで、昨日ちらっと書いた「教育再生会議」の第1次案が出たと言ってた。
見てて腹が立つやら不安になるやら。
病状が悪化した。
目に見えて。
あほらし。


ということで、何か別な話を書きます。


会話することの大切さ。みたいな話。
コメントにお返事してて書ききれなかったこととかをつらつらと。


ええ。
「以心伝心」なんてのはほぼ幻想に近いと私は思ってます。
コトバに出さないと伝わらない。
(あ、これこないだ太田光の文章の引用にもあったなぁ)


ある大学の心理学の講義をお遊びで受けたことがあります。


「恋愛の心理」


第1段階
ビビビッと来て「この人と私は似ている」と思う段階。
一番盛り上がる時期。


第2段階
最初の熱が沈静化していって、お互いの違いが見えてくる段階。
混乱期。


第3段階
違いを違いとして面白く受けとめる段階。
安定期。

大抵別れるカップルってのは、第2段階なんだそうな。
そりゃそうだよね、違いが見えてくると「こんなはずじゃ…」って思ってしまうから。


そこで大切なのが「会話」なんじゃないかと思うんですよ、ワタクシ。
「こうなの?」
「どうしてそう思うの?」
「自分はこう思うよ」
みたいな会話。


これがないと、意外性がやがて失望にかわっていくんじゃないかな、と。
経験からですが(苦笑)


私は、恋愛ってのは「止揚」だと思ってます。
お互いの違いを認識して、その上に新しいものを構築していく。
お互いが伸びていく。
それが第3段階でありたいなと思ってます。
違いを認識して諦めるのではなく。


でもとにかく、違いを認識するにはコトバ(会話)が必須だと思います。
思い込みや推測では人間関係は成立しません(なんて人間関係障害の私が言うなよ(爆))


その講義の中で面白かったのは、第1段階は脳が誤解する場合も多いって話。
スポーツやスリルなんかを一緒に経験して心拍数が上がる。この「ドキドキ」を、恋のドキドキだと脳が勘違いすることが実証されているらしい。


ってことは、手っ取り早く恋人を見つけようと思ったら、一緒にジェットコースターに乗るとかお化け屋敷に入るとか、そういうドキドキを伴うイベントに異性と行ってみるといいわけですね(笑)


ただし、そこから第2段階に進行するかというと微妙(^^;


もう一つは「ロミオとジュリエット」みたいに、障害の多い恋。
これはずっと第1段階が続くわけだから、誤解の段階のままの足踏みでなかなか沈静化しない。親の反対、友人の反対、遠距離などなど、いろいろな障害がありますが、その障害が取り除かれて晴れてゴールインとなるかというと、急激に第2段階へと進んでしまって「あらら」ってなことになりやすい、と。


ま、そんな話を聞いてきました。


どんどん話がずれてしまったけど、私は会話のないカップルは「ん~、どうよ」と思うわけです。お互いをよく知ること、認識すること、そしてお互いが成長すること、これに会話は必須だというのがワタクシの経験を踏まえた上での恋愛論でございますの。
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by sei_97 | 2007-01-19 22:17 | ことば・本